めだかボックス 7巻

フラスコ計画編が終わりを迎え、マイナス編が幕を開ける7巻。

都城王土により、古賀いたみは突如心臓を貫かれる。
『理不尽な重税』。その効果により、古賀のアブノーマルを奪い取った都城。
一方、友人を失いそうな状況に直面し、黒神くじらは涙を流しながら
『古賀ちゃんを助けて』と兄に懇願する。
不幸になりたいなんて言ってごめんなさい、そう言ったくじらに、黒神真黒は
絶対にその言葉を忘れるなと、そう釘を刺す。
ああ、この娘はなんだかんだと言いながらも、友のために流す涙を持ち合わせていたのだなあと、
そう知ったとき、遠くに感じていたその存在が一気に近づいたように思えた。
そこにいたのはただ、一人では友を救う力も持たぬ、一人の女の子なのだなと、
そう思った瞬間、途端に愛おしく、自分一番の萌えキャラに躍り出たのが彼女である。

そしてその状況を前に、黒神めだかは、このような行いをする都城が人間だというのならば
自分は化物でかまわない、と告げ、乱神モードの完成形『改神モード』となる。
ここではっきりと明らかになる、黒神めだかの異常(アブノーマル)、『完成(ジ エンド)』。
化物を相手に、あの都城が一切歯が立たない状況に追い込まれる。
ついに降参した都城へとめだかが放った一言。
『悪いことしたら、ごめんなさいだろ』
そして、この件は一件落着を迎えることになる。

つい笑ってしまう、なんとも普通すぎる一件落着。
日常からかけ離れた場所で起きていると思っていた出来事が、一気に近くに戻ってきた気がした。
あまりにも異常で、理解も難しい場所の、あまりに分かりやすい一言。
そう、悪いことをしたら、ごめんなさいなのだ。
あまりにも理解が出来すぎて、つい笑ってしまった。

そして1階へと戻る一同。そして皆が目にしたものは、そこで戦っていたはずの
『裏の六人』『チーム負け犬』の全滅した姿だった。
そこへ現れたのは球磨川禊。かつて黒神めだかが唯一改心させることの出来なかった人間であった。
信じがたいことに、箱庭学園へ転入してきたというのだ。
そして彼を皮切りに、『普通』でも『特別』でも『異常』でもない、『負完全』が、次から次へと転入してくることとなる。
一方、何故か生徒として1年1組に転入してくることになった人吉善吉の母、人吉瞳。
人吉に一目ぼれした『負完全』の江迎怒江。

まだまだ安らぎには程遠い、箱庭学園の新たな事件が次から次へと勃発する。

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