めだかボックス 8巻
マイナス十三組が設立され、球磨川禊の生徒会長リコールによって行われることとなった『生徒会戦挙』。
マイナス十三組に配属された不知火半袖の情報により、さまざまな情報を手に入れた球磨川は、
『生徒総会の強制召集権』を使うため、生徒会を手に入れることを思いついたのである。
不知火半袖が何を考えているのか、自分にはよく分からないが、
まったくもって恐ろしいショートカットを思いついてくれたものだなというのが正直な感想である。
そして生徒会戦挙、第一戦は、驚くべき初戦に参戦という球磨川禊、
対するは人吉善吉という戦いになる。
決戦の舞台は『毒蛇の巣窟』。
足場となる金網は、負荷により徐々に下へと沈んでいく。
そして穴の底には毒蛇という、まさに命がけのルールである。
球磨川に対し、視界に入れただけで恐怖を感じ取ってしまう人吉を、
庶務戦前、意外にも黒神くじらが鍛えていた。
『マイナス無効化システム』そうくじらが名づけた作戦は、
まず、目を閉じたまま戦うということ。
庶務戦前の1週間、トレーニング中、食事中、そして睡眠中まで、目隠しをつけたまま過ごしたという人吉。
その結果、目を閉じたまま、そのような不安定な状況でも臆することなく戦えるようになったというのだ。
そしてマイナス無効化システムその2。目を閉じた状態で頼りになるのは音であり、
球磨川は必然的にその気持ちの悪い言葉を吐く口を閉じなければならなくなったというわけである。
さすが真黒の妹だなと思わせてくれるアイデアだったが、何故だろう。
くじらが考案したとなるとどことなく微笑ましくなってしまう。自分だけだろうか。
1週間付きっ切りでトレーニングなど、くじらのキャラではなかったと思うのだが、
そこをこっそり誰にも知られずやってのけるあたり、やはり彼女はとんでもない『萌え』キャラなのだと思ってしまう。
そしてその結果、彼を降参へと追い込むことに成功した人吉だったのだが、
降参した後になって反撃を始める球磨川。
人吉の視力を『なかったことに』し、彼の心を追い込む。
だが最終的に人吉は覚悟を決め、球磨川を巻き込み共にハブに噛まれる道を選ぶ。
ここで終わってしまう8巻。次の巻を読まざるをえないと言えよう。
この終わり方は本当に卑怯だと思うし、気になって仕方ないのだが、戦略勝ちとでも言えばいいのだろうか。
こういった商法にはまるで敵う気がしない。